2016年10月04日

やさしい自然素材〜コルク

自然素材に求めるものとは?眼に手に触れる暖かさや優しさでしょうか?その上で施工しやすく使い勝手がよくメンテナンスお手入れが楽であればおすすめの素材があります。

それはコルクです。

床材として用いる場合多孔質の見た目から水に弱いのでは?と心配されがちですがワインの栓を思い出してください。昔から長い航海の際にもしっかり中身を守ってきたコルクは、浴室の床材にも使用されます。素足が触れる水回りの床には優しい温かみのある質感を用いたいですね。

バリアフリーを意識した建物では床は出来るだけ段差なく さらに同素材で仕上げるようにしています。床段差が無くても素材が変わることで僅かな摩擦の違いがかえってつまずきの原因となるものです。同じ自然素材としてよく用いられる無垢フローリングではシミや硬さの心配からキッチンや洗面など水回りの床には避けることが多く部分的に耐水性のあるシートフローリングやビニルタイルを用いるのが一般的ですがコルク床であればどの部屋も同素材で床見切もなくまったくのバリアフリーに出来るのです。

お子様やシニアの方がいらっしゃるお住まいだけではなく実はお打ち合わせに伺った際に室内でスリッパをお使いになるか?を観察してから素足派のお宅ではコルクフロアを提案しています。特に床暖房をお考えの場合であれば直に床面を味わっていただきたいものです。

インテリア性では多彩な樹種による木材の表情のバリエーションには敵いませんが艶や照りの仕上りの質感茶系でもダーク・ミディアム・ライトと選べるのでお好みのインテリテイストにあわせられます。あまり知られていませんがモノトーン系や大理石風やストライプ柄などもあり組み合わせて使うことも出来ます。

床だけではなく壁の一面をコルクのアクセントウォールとして提案しています。ピンの穴が目立たずピンナップボードとして楽しめキッズルームや書斎コーナー等でうれしいアイテムです。

また流行のセルフDIYのシーンでは軽量で大きさも扱いやすく女性おひとりでもリフォームが楽しめます。もっともプロにお任せしていだたければシンプルな工程こそピチッとキチッとしっかりしたプロの仕事というものもありますが…

合板フローリング等とは違い「どこを切っても金太郎」100%無垢材なので多少の傷があってもどこまでもコルクが出てきます。厚物に穴を空けてしまっても埋めてワックス等で元の質感に帰ります。日焼け等の経年変化は 他の自然素材同様で味わいとして愛着が持って頂きたいですね。

素材のコルクは 樹皮から得られ時間がたてば再生して またコルクが採れるものなので木を切らず自然を傷つけることなく得られる天然素材であるということも おすすめしたい理由のひとつです。自然素材を意識した住まいづくりの際には自然にも優しいという観点も持っていたいものです。

住まう人にも作る側にも自然にも優しい自然素材コルクふんわりとした温かみが長い時間をかけて優しい住まいを育んでくれるものと思います。

posted by necoya at 15:09| デザイン/住まい 雑記帳